以前、たいそうな話題となった、ポール・マッカートニーの元ローディ、トレバー・ジョーンズ所有のコレクションから流出した、「WINGS AT THE SPEED OF SOUND」関連の音源集。
76年のカナダはメイプルリーフガーデンでのライブ音源を4曲と、「Must Do Something About It」、「Beware My Love」の別イコライジング・バージョンも収録。
流出音源の魅力一杯で、、高音質でこれまで聞いたことのない「音」を楽しむことができます。
一番の衝撃は、「Must Do Something About It」のポールがボーカルをとったバージョン。
リリースされたバージョンはご存じのとおりドラマーのジョー・イングリッシュがボーカルをとっていますが、ここではポール。
あくまでもレコーディング前に仮歌を入れたような、サラっと歌い流す雰囲気ながらもジョー・イングリッシュのトロピカルなムードとはまるで雰囲気が違うので、一瞬別の曲かと思ってしまうほど。
そして、「Silly love Songs」のベーシック・トラック。
華やかなストリングスと、ブラス・セクションの音が全く入っていない、まったくの初流出音源!
さらに印象的なブラス・セクションのパートを、ポールがスキャットで「チュッ、チュッ、チュルルルル〜」と歌っていて、可愛いらしい、と言うかお茶目と言うか、仮歌を入れてあるだけなんだけど、妙にポールっぽさを感じさせてくれて、この一曲のためにこのCDを買ってもいい!と思わせるトラック。
他にも「Let Em In」のリハーサル音源、「Beware My Love」のインスト・バージョンや別テイクなど初流出貴重音源の目白押し。ポール・ファンにはぜひとも聴いてみて欲しい一枚。
01.LET EM IN (TAKE 1,SEPT 1975)
02. THE NOTE YOU NEVER WROTE (NO STRINGS)
03. SHE’S MY BABY (TAKE 1)
04. BEWARE MY LOVE
05. WINO JUNKO
06. SILLY LOVE SONG (NO STRINGS OR HORNS)
07. TIME TO HIDE
08. MUST DO SOMETHING ABOUT IT (PAUL VOCAL)
09. BEWARE MY LOVE (COMPLETE INSTRUMENTAL,FROM ACETATE)
10. SHE’S MY BABY (VERSION 2)
11. LET EM IN (LIVE) 12. TIME TO HIDE (LIVE)
13. SILLY LOVE SONGS (LIVE)
14. BEWARE MY LOVE (LIVE)
15. MUST DO SOMETHING ABOUT IT (SAME AS TRACK 08,diff.EQ)
16. BEWARE MY LOVE (SAME AS TRACK 04,diff.EQ)