1985年、ミック・ジャガーの初ソロアルバム「SHE'S A BOSS」の、プロモーション用に作られた映画「RUNNING OUT OF LUCK」。(監督は「LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER」を撮った、ジュリアン・テンプル。)廃盤久しい本タイトルで、日本でも『ミック・ジャガーのおかしな逃避行』と言うタイトルでテレビ放送されたこともありましたが、映画の中でも愛人役として実名で登場しているジェリー・ホールと離婚していることもあり、おそらく公式リリースは今後もないのではないでしょうか。日本盤ソフトをを復刻しているので、勿論日本語字幕が入っているので、普通に楽しむには最適な1枚です。内容は「SHE'S A BOSS」収録ナンバーを軸に、ミックがミックを演じながら、南米で繰り広げられるドタバタ劇で、ミュージカル仕立てのコメディ風冒険映画とも言えるものではありますが、ミックはかっこいいものの、今見ると「なんだかな〜」と言った感は否めません(笑)。そうは言ってもお金も手間も相当かけて造られたことは間違いなしの、商業作品としては第1級のタイトルであり、実際、見所満載、見応え満点。ネットの評価欄で「ミック・ジャガー本人役で、これだけ徹底的にやるのはすごい」と書かれてましたが、まさにその通りの驚きの内容です。歴史的にも、黒歴史というわけではないのですが、何となくなかったことになっている感もあるMTV全盛期に企画・作成された超大作プロモーション用映画を、過去最高の映像品質でDVD化。