97年9月にスタートしたBe Here Now Tourの97年版の最終レグ(12月7〜12月18日)の、1公演目と2公演目にあたる、12月7日、8日のグラスゴーSECC2夜連続公演をオーディエンス音源で収録(7日は抜粋)。しかも初日公演は、オーディエンスが投げ込んだウォッカの瓶がボーンヘッドに当たったため、ライヴを打ち切った曰くつきの公演でその模様もバッチリ収録!!!
この最終レグはグラスゴー、ニューキャッスル、そして有名なマンチェスター(G-MEX公演)を各2公演ずつ周り、最終はロンドンのウェンブリー・アリーナで3夜連続公演を行なうという内容でしたが、ここにきてセットリストは若干変更されており、アンコールで「Cigarettes & Alcohol」が登場。
レグ序盤は「Magic Pie」が演奏されており、「Don't Go Away」はマンチェスターのみ特別にセットに復活したということが判ります。
まずメインで収録されているグラスゴー公演2日目のライヴは登場からテンションが高く、ノエルも随所で自由度の高いフレーズを繰り出します。
「AllAroundThe World」では9月同様UK公演のみのホーン・セクションが加わった編成で演奏されています。ここからの大曲3連発はまさに圧巻。この時期のOasisのライヴが悪いはずがないのですが、オーディエンス音源しか残っていないライヴでは、この日が1番の出来と言っても過言ではないほどの素晴らしさ。それほどのテンションが炸裂しています。 ダイジェストが収録されているグラスゴー公演初日のライヴは、当時から日本の音楽誌でもその情報が伝えられていましたが、オーディエンスから投げ込まれたウォッカの瓶が「Wonderwall」を演奏中のボーンヘッドの膝に当たったため、演奏終了後にリアム激怒、ノエルを先頭に全員がステージから引き上げ、ライヴを打ち切った曰くつきの公演。「Stay Young」「Stand By Me」「D'You Know What I Mean ?」「MagicPie」の4曲がカットされたダイジェストながら、この日も演奏は素晴らしく「Roll With It」でTHE STONE ROSESの「Waterfall」のリフを繋げるという聴きどころもあります。ちなみにこの翌日の公演(メインで収録されている2日目の公演)では、メンバーが登場してしばらく、瓶をよけるフリをしていたといことです(笑)。熱心なファンの多いこのツアーの新たな定番アイテムになるであろう大推薦の1作です。
[Disc 1]
1.Be Here Now
2.Stay Young
3.Stand By Me
4.Shakermaker(Intro)-Supersonic
5.Some Might Say
6.Roll With It
7.D'You Know What I Mean ?
8.Magic Pie
9.Don't Look Back In Anger
10.Wonderwall
11.Live Forever
12.It's Gettin' Better (Man!!)
[Disc 2]
1.All Around The World
2.Fade In-Out
3.Champagne Supernova
4.Cigarettes & Alcohol
5.Acquiesce Live at SE&CC,Glasgow, Scotland 8th December 1997
6.Be Here Now
7.Supersonic
8.Some Might Say
9.Roll With It
10.Don't Look Back In Anger
11.Wonderwall
Live at SE&CC,Glasgow, Scotland 7th December 1997