ミンガスのキャリアの中で最晩年1977年6月3日ブエノスアイレスで行われたライヴを、放送用マスター、オフィシャル・クオリティーのサウンドボードからリマスタリング収録。後期の名盤名高い『チェンジズ』からの曲をメインに演奏しており、ドラマーには帰ってきた盟友ダニー・リッチモンドが名を連ねています。一時期ミンガスの元を離れていたものの、この数年前からまたタッグを組むように。ミンガスは生前「リッチモンドはリズムを正確にサポートするだけにとどまらず創造性あるれるプレーをする」と言っており、やはり息もピッタリのリズム隊。特にトリをかざる『チェンジズ2』からジャズの巨人ヘンリー・カーニーに捧ぐ“フォー・ヘンリー・カーニー”は70年代にはよく演奏されておりマイナーのベース・リフから始まるドラマチックな名曲です。