ビリージョエルがアルバム「ストレンジャー」でグラミーを総ナメにしたその年に、ストレンジャーを引っさげてのツアーに出ている。日本にもやってきたのはお馴染みで、今では珍しい昼公演で、しかも夜は別のアーティストが同じホールで公演という慌しさをご記憶の諸兄も多いとは思うが、これはその当時のスタジオライブ映像を二編合わせたパッケージになる。
日本では特にこのあと知名度が上がるが、名作といわれた「ストリートライフセレナーデ」「ターンスタイルズ/ニューヨーク物語」そして「ストレンジャー」と3作を中心に選りすぐりの楽曲が並んで、紛れもない絶頂期直前の彼の姿がここに納められている。バンドにはデビュー当時から同行していたリバティー・ディ・ビート(D.)ダグ・ステグマイヤー(B.)に加え、後にバンドを離れてしまったリッチー・カナータ(Key/Sax)も参加。名曲のひしめく中でも[New York State of Mind],[Miami2017],[She's Always Woman],[Souvenir]などライブの構成に欠かせなかった曲を演奏している上、今では演奏しなくなった名曲も多く含まれている。
数年前ミレニアムコンサートの時、会場中が大合唱になり公式盤には収録されなかった[Just The Way You Are]が、もちろん会場のノイズなしで収録されている。感涙モノである。若年層の音楽ファンにはなじみが少ないかもしれないが、ビリージョエルは紛れもなく、70〜80年代を代表するコンポーザーでありシンガーでもある。
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曲目等詳細は画像をご参照下さいませ。
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Racket Queen-067
87min. Pro-shot